
太極拳がどこで習えるか?
調べてもいろいろ出てくるし、どこがいいのか悩んだので、選んだ基準や実際に見学に行って感じたことを書いていきます。
役所・公民館などの太極拳教室

役所・公民館などの太極拳教室は、健康維持を目的とした太極拳のスタイルで、年齢に関係なく誰でも始められます。体に負担が少ないゆったりとした動きで、呼吸を整えながら足腰を鍛えることが特徴です。教室では、8式や24式太極拳を中心に、五禽戯や八段錦といった動作も学ぶことができ、体全体の調和を目指して健康を促進します。
役所・公民館などの太極拳教室の特徴と内容
- 動きがゆったりとした健康にいいイメージ。
- また、昼間など日中の時間帯が多いため、土日や夜間などを避けたい人にも向いています。
- 役所、公民館などの太極拳教室は6〜70歳以降など年齢の方が多い
- こういう場所で募集しているヨガやピラティスと同じで、想像よりもゆっくりだったり、キツさ・強度は低め
役所・公民館などの太極拳教室は、「健康になること」を目的に設計されたもので、複雑な技術や戦闘目的のトレーニングはありません。8式や24式といったスタイルが主に教えられますが、これらの「式」は動作の数を意味し、8式ならば8つの動作、24式ならば24の技を含む型を指します。これらの動きを通じて、全身の筋肉を連動させ、呼吸法を伴いながら全身の巡りを良くし、健康増進を図ります。
教室では他にも五禽戯や八段錦といった伝統的な健康法を取り入れており、全身の柔軟性や筋力を向上させるとともに、内臓の働きを活性化させる効果があります。これにより、体内のエネルギーの流れを改善し、日々の生活で感じる疲労感を軽減することができます。
役所・公民館などの太極拳教室の見つけ方
これらの教室は、多くの場合、地域のスポーツクラブや公民館、または公園で行われています。インターネット検索や地域の情報掲示板を利用すれば、簡単に見つけることができます。料金も比較的安価で、無料で行われているクラスも多くあります。費用の幅はありますが、多くの教室が比較的リーズナブルな価格で提供されており、幅広い層の人々に開かれています。
また、「太極拳教室」、「〇〇式」、「養生功」、「五禽戯」、「八段錦」などのキーワードを用いると、探しやすいです。特に、地域のスポーツセンターや公共施設で行われているクラスは、アクセスしやすく、初心者でも気軽に参加できる雰囲気が整っています。
一般的な太極拳教室
- 平日の夜間や土日に行われる、月謝が高めな太極拳教室。
- 20代から40代の世代向けが多くなっており、健康重視ではあるものの強度が少し高め。ゆったりと進めたい方には少し向いてない教室も多いようです。
- また、教室によりますが、生徒同士や教室内での付き合いも少なめです。会話を楽しみたい方には向いてないかもしれません。
この教室は次の2つの分野の太極拳を行うところが多いです。
演武としての太極拳
演武としての太極拳は、美しさと正確さを競う演武がメインのスポーツ競技です。世界的には「WUSHU(ウーシュウ)」として知られ、日本では「武術太極拳」として広く認識されています。この競技には長拳や南拳も含まれ、幼児から高齢者まで幅広い年齢層が参加しています。
演武としての太極拳の学びは、中国武術の基礎である長拳を始め、武術としての身体操作や武器の扱い方などを含みます。実際の戦闘法は学ばないものの、演武の美しさと正確さが求められます。基礎から学べる教室は限られており、ジュニアクラスも含めて学ぶと良いでしょう。
教室の見つけ方
武術太極拳の教室は都心部に多くありますが、地方では少ないことがあります。教室を探すには「武術太極拳」という競技名で検索すると見つけやすいです。
演武としての太極拳は、美しい演武と高度な技術を追求する競技です。特に大会を目指す人や、武術として深く学びたい人に向いています。教室選びでは、都心の教室や実績ある指導者を探すのが良いでしょう。武術太極拳、カンフー、長拳、南拳、24式などのキーワードで教室を探してみてください。
伝統太極拳
伝統太極拳は、武術としての太極拳の形を守り、敵に対抗する技法を学ぶことを目的としています。この形式の太極拳は、戦闘の技術を学ぶだけでなく、精神的な鍛錬や礼儀、武徳の習得も重視されます。教室では太極拳の歴史や技法、哲学を学ぶ機会があり、対人練習や護身術としての練習も行われることがあります。また、伝統太極拳は多くの流派に分かれており、教室や指導者によって教え方や内容が異なるため、見学や体験を通じて自分に合った教室を見つけることが重要です。
伝統太極拳で学べることと教室の種類
伝統太極拳では、技の一つ一つの技法やその歴史、哲学を学びます。武術の本質を学ぶことに加え、礼儀作法や武徳を重んじた精神面の鍛錬も行われます。力の使い方やそのコントロールを重視し、武術気功や各種武器術などの高度な技術を教える教室も存在します。しかし、対人練習を重視しない教室もあり、その判断は難しい場合があります。
教室の選び方に関しては、「武術」としての学びに重点を置きたい場合、または護身術を重視したい場合など、自分の目的に応じた教室を選ぶことが重要です。教室によっては、公園、借りた施設、専用の道場で行われていることもあり、見学や体験を通じて適切な教室を見つけることをお勧めします。また、伝統太極拳は陳式、楊式、孫式、呉式、武式など、多くの流派に分かれており、流派ごとに異なる特徴があります。各流派や教室の指導者の実力には差があるため、自分に合った教室を選ぶために、体験や見学を積極的に行うとよいでしょう。
教室の探し方
伝統太極拳の教室は、雑誌やインターネットで情報を得ることができ、地域の公園や公共施設で行われている教室もあります。また、伝統的な道場を持つ教室もあり、場所によって練習環境や指導内容が異なるため、自分のニーズに合った教室を見つけることが大切です。教室選びの際には、「〇氏(創始者名)」「流派名(〇拳、〇派など)」「護身術」「推手」「散手」などのキーワードを使って検索すると良いでしょう。
総じて、伝統太極拳はより深い技術や哲学を学びたい人に適した選択肢であり、学ぶ目的を明確にして、自分に合った教室を選ぶことが成功の鍵となります。
教室の選び方
太極拳の教室に何を求めるかによって教室の選び方も違うと思います。
人付き合いなども重視したいのであれば、同世代や話しやすい方が集まる教室の方がいいと思います。
また、太極拳は女性が多いイメージではありますが、教室によって男女の比率も大きく異なります。
また、上を目指すなら先生・講師の先生の実力が高い教室を探しましょう。講師の方によって全く異なります。
どちらにしても必ず体験教室や見学などができるはずなので、一度見てから決めることをお勧めします